中国インターネット統計2015年6月、インターネット人口は6.68億人
15年7月23日に、中国の ドメイン(.cn)を管轄する認証機関であるCNNICから、第36次《中国互联网络发展状况统计报告》(第36回中国インターネット発展状況統計報告)が発表されましたので、その中から、気になるデータを紹介します。
2015年6月時点でのインターネット人口は6.68億人
まず、インターネット人口ですが、半年で1894万人増加して、6.68億人となりました。
依然として普及率が50%以下なのに、この数字は凄いですね。日本のインターネット人口は約1億人(普及率80%)くらいですので、規模の差は大きいですね。
また、スマートフォンでのインターネット利用者は5.9億人でした。下図は、インターネットの利用デバイスで、左から「デスクトップPC」、「ノートPC」、「携帯電話」、「タブレット」、「テレビ」です。
これをみると、モバイルファーストという言葉がしっくり来ると感じます。
半年間で利用者が増えたサービスはネット通貨
次に利用サービスについてです。下図は、インターネット上での利用サービスの利用状況を表したものです。
一番右の「半年の変化率」に注目すると、市場の変化が分かりやすいと思います。この半年で大きく変化したものとして、真ん中より少し下の『网上支付』というのがありますが、これはネット通貨サービスのことで、かなり利用者が増えています。
中国では、利用者の最も多いアプリである『Wechat』のサービスが定着して来ておりタクシー代、公共料金の支払、コンビニでの買い物など利用場所が爆発的に増えています。
特に日本と違うところでいうと、個人間やり取りをネット通貨でしており、食事代金や代理購入などで頻繁に利用されています。
また、利用者が減っているものとして『微博客』があり、これはWeiboを指していると思いますが、『Wechat』など、他サービスとカテゴライズされているものが、ソーシャルメディアとしての機能も持っているため、かなり利用者は減っていますね。2年前ぐらいのブームを考えると、ITサービスの流れの早さを感じます。
今回紹介させて頂くのは以上となります。他にも色々なデータがありますので、興味がある方は、原文サイトを見て下さい。
http://cnnic.cn/hlwfzyj/hlwxzbg/hlwtjbg/201507/P020150723549500667087.pdf