検索データから、訪日インバウンド、越境EC向けキーワードを考える
中国経済の減速や為替レートの影響から、訪日中国人の爆買いや、越境ECによる特需は既にピークを超えたという声もありますが、ピークを超えたかもしれませんが、依然として大きな市場だと思います。
そこで、今回は訪日中国人や越境ECのマーケティングを考える際に、抑えるべきキーワードについて考えたいと思います。
日本に関するキーワードランキング
今回はBaiduの広告管理についているキーワードアドバイスツールを利用します。
まずは日本に関する検索キーワードについてです。
1位は「日本アマゾン」です。日本に関連するキーワードの中で、最も検索数が多いのが「日本アマゾン」というだけで、越境ECの注目度がわかりますね。
越境ECを考える人は、何とかして日本のAmazonで購入を考えるユーザーを引張る方法を考える必要がありますね。
※「広告競争指数」は数字が高いほど、広告を出稿する企業が多く、「広告単価」は検索結果の左側(上位5位くらいまで)に表示させるためのクリック単価の目安です。
訪日を予定している中国人が検索するキーワードランキング
次は、訪日を予定している中国人が検索すると思われるキーワードです。
最も検索数が多いのは、既にお馴染み感もある「日本旅游攻略」です。コンテンツの作りやすさを考えると、3番目の「日本购物必买清单」は狙い目では無いでしょうか。商品リストを作ればいいので、買って欲しい商品などをいれることも簡単ですね。
意外に多いなとおもったのは、「日本天气」です。コンテンツを作るのは難しそうですが、比較的競争も激しくないので、検索上位を狙えるかもしれません。
(越境EC)日本のECサイトで購入を考える中国人が検索するキーワードランキング
ラストは越境ECのターゲットと考えるユーザーが検索するワードです。
上位は「Amazon」、「Yahoo」、「楽天」といったEC系サイトを指名で探すケースです。ECサイトを運営している方は、これらのキーワードをフックに集客できるといいですね。
「日本购物网站(日本ECサイト)」は6位ですが、上位と比べると検索数は少ないです。
商品名関連でみると、「化粧品」、「目薬」、「酵素」などが多いようです。
今回は以上となります。売りたいものは色々とあると思いますが、Webサイトへの集客を考えるのであれば、これらのキーワードはやはり考慮すべきだと思います。