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中国インターネット人口、地域別データ

中国は、人口13億人、インターネット人口6億人と言われていますが、地域別で考えた時、思い浮かぶ数字はありますか。

日本人が思い浮かべる中国の地域というと、北京、上海、深センなどかと思いますが、それぞれの地域にどれ位の人がいるかイメージはありますか。

マーケティング担当者は、アクセス解析などのレポートで、地域別データを見ることがあると思いますが、地域別データをみて、適正なのかを判断出来る人は、かなり中国市場に精通したひとではないでしょうか。

そこで、今回は中国の地域別人口データを調べてみました。

 

 

地域別人口ランキングは、1位は広東省、上海は24位、北京は26位

まず、地域別の人口についてですが、下記は、2010年に発表された行政区画別(※日本の都道府県のような区分けで31区画あります)の人口統計です。ちょっと古いですが参考にはなるでしょう。

 1. 広東省 1億430万人
 2. 山東省 9,579万人
 3. 河南省 9,492万人
 4. 四川省 8,041万人
 5. 江蘇省 7,865万人
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 24. 上海市 2,301万人
 26. 北京市 1,961万人
 27. 天津市 1,293万人

これを見ると最も多いのは、広東省で1億人超えというのも驚きですが、上海や北京は市とされていることもあり、思ったよりもランキング下の方でした。

ちなみに、東京の人口は1,300万人ぐらいですので、数では天津とほぼ同じですね。

 

インターネット人口はどうなの?

続いて、インターネット人口についてですが、色々な調査会社や機関が発表しているのですが、今回はBaiduが提供する「百度統計」を利用しました。

下図は、「百度統計」を利用して、15年の3月〜5月の3ヶ月の地域別アクセス分布データです。

「百度統計」は、Baiduが提携する150万のWebサイトを利用してデータを作成しています。

 

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このデータを見ると、人口統計の上位5地区はやはり多かったです。そして北京、上海は人口に対して、インターネット人口率はかなり高いようで、6位、9位でした。

 

広東省は人口も、インターネット人口も一番でした

とういうことで、広東省からアクセスが多いのは正常でした。北京や上海はインターネット人口割合は高いですが、そもそもの人口数が違いました。

私は今まで、アクセス解析データや、広告のクリックデータなどをみると、なんでこんなランキングなのと思っていましたが、完全に間違えでした。

これからは、地域別ネット人口を頭に入れて、地域別データをみていきたいと思います。