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中国ネット広告、不正クリックについて

リスティング広告の運用している方はわかると思うのですが、競合企業の広告ってクリックしたくなりますよね。正直、私も何度かクリックしたことがあります。メディア側は不正クリック対策をしていますが、さすがにクリックする人間の気持ちまでは判断できませんよね。

<少し前に、アメリカのネットニュースで、ネット広告の90%近くはボットによる不正クリックという記事を読みましたが、アメリカでその割合なら、中国はいったい何%なんでしょうか。

web-tan.forum.impressrd.jp

 

Baiduリスティング広告では、15%ぐらいを不正クリックと判定

Baidu(百度)の検索広告プラットフォームでは、課金対象となるクリック数と、非課金対象の不正クリック数がわかるようになっています。

あくまで私の経験によるものですが、全体の15%〜20%くらいが不正クリックとなっているイメージです。ですので、不正クリックへの対策はしていますし、実際に機能していると思います。

ただ、上記のニュースや、これまで出会ったことを考えると、20%とは思えないですね。正規のクリックが20%と言われたら説得力があるんですけどね。

色々と探してみたのですが、不正クリックに関して、参考になるデータや記事は見つけられませんでしたので、残念ながら(?)、現状では20%としか言えないです。

広告クリックツールや広告効果の販売

Baiduなど検索エンジンでネット広告関連の情報を探していると、『広告クリックツール』の情報や広告がすぐ出てきます。使ったことはないですが、結構出てくるので、一部の人達の中では一般てきかもしれないです。

これまで、メディアからの報告で、「これはないでしょ」というデータを見ていますし、そもそも、この国で色々なことを信じてないので、不正クリックはあると思っています。

ですがが、その中には本物もあると信じています。不正と本物の割合は今は知りたくないですね。あと、最低限のルールとして、『上手く』やって欲しいです。

全く申込がないイベントがある1時間で目標を達成したり、全くおもしろくない投稿に1万件の転載があるなんてこともあります。

以前に、自社で中国企業向けのセミナーをやった時のことですが、現地の会社に集客活動をお願いしたところ、セミナー会場には、インターネットに全く興味のなさそうなおじさん達が参加してくれました。

彼らはみんな大手企業の名刺を持っていました。ただし、役職はなく、名刺の質もなんだかわるい。当然、その人が実はお偉いさんだったというオチはありませんでした。

最後になりますが、この問題はメディアや広告代理店だけではなく、企業側にも結構ありますんね。特に中国企業では、広告効果(申込数やCPAなど)を契約書に書かせるケースが少なくないので、結局、企画や運用で勝負じゃなくなったりするんですよね。 と嘆いて終わります。