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中国ソーシャルメディア、WeChat(微信)アクティブユーザー数が6.5億に到達

15年11月10日に、QQやWeChat(微信)を運営するTencent(腾讯)が2015年第3四半期の業績を発表しました。

http://tencent.com/en-us/content/at/2015/attachments/20151110.pdf

全体の業績としては、以下の発表がありました。

  • 売上高 265.9億元(41.8億ドル)、前年同期比34%
  • 営業利益 103.3億元(16.2億ドル)、前年同期比37%
  • 純利益 75.8億元(11.9億ドル)前年同期比32%

前回、紹介させて頂いたBaidu(百度)の業績と比べると、Tencent(腾讯)の方がいずれの数字も高いtです。特に利益部分では3〜4倍の数字となっています。成長率も30%以上となっており、この規模にして依然として高い成長率です。

WeChat(微信)アクティブユーザー数が6.5億に到達

業務の報告については、QQやQQ空間などのサービスについても触れられていますが、やはり注目度の高いのは、WeChat(微信)についてではないでしょうか。今回の発表では、月間アクティブユーザー数が6.5億に達したと報告がありました。

 四半期毎に発表されている、月間アクティブユーザー数の推移を見ると以下のようになります。

f:id:sh_today:20151117150220p:plain

見事に右肩上がりですね。6.5億という数字だと、中国のスマホユーザーのほぼ全てカバーしている状態です。

WeChat(微信)の説明をする際は、Lineに似たツールという表現が一般的かと思いますが、実際の利用範囲でいうと、「Line」+「Facebook」+「Uber」+「電子マネー」と言った感じで、さらに、それぞれが高機能のなっているイメージです。

特に「電子マネー」部分では、店舗での支払いだけでなく、ユーザー間のやり取りにも使えるため、アカウントは持っていて当たり前といった状況です。

日本でも中国人観光客に向けた集客ツールとして利用が活発になっているようなので、活用したいという人は多いと思いますが、「公式アカウントとして情報発信、問合せ対応」、「有名アカウントからの情報発信」、「決済、予約などのツールとしての利用」などをイメージすると良いと思います。

現在、中国に現地法人がない場合は、直接公式アカウントの申請はできませんが、中国にある企業から代理登録することで、公式アカウントは開設できます。

現時点では、中国人向けマーケティングでは、最も強力だと思いますので、何かしらの形で利用を検討すると良いと思います。