中国Webマーケティング情報を発信するブログ

中国のWebマーケティングに関する情報やツールの紹介をしています

中国インターネット、モバイル向け広告について

中国ではスマートフォンを中心に、モバイルデバイスを利用したインターネットユーザーは約5.2億人と言われています。

日本でも同じだと思いますが、多くのユーザーは、日常的にインターネットにアクセスするのはスマートフォンを利用という感じです。

PCは職場で利用するものといった傾向があると思います。アクセスデータなどをみていても、休日はPCでのアクセス数は大きく減少しますが、スマートフォンからのアクセスはあまり変わりません。

このような状況から、コンシューマー向けビジネスを展開する企業にとっては、スマートフォン利用者に対するアプローチは最重要になっているのではないでしょうか。そこで、今回は中国市場での、モバイルデバイス向けの広告についての内容となります。

 

中国でのネット広告の概念について

今回は参考データとして、モバイルデータの取り扱いをしているTalkingData社が発行している「2015 移动广告行业报告」を利用します。

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検索データから、訪日インバウンド、越境EC向けキーワードを考える

中国経済の減速や為替レートの影響から、訪日中国人の爆買いや、越境ECによる特需は既にピークを超えたという声もありますが、ピークを超えたかもしれませんが、依然として大きな市場だと思います。

そこで、今回は訪日中国人や越境ECのマーケティングを考える際に、抑えるべきキーワードについて考えたいと思います。

日本に関するキーワードランキング

今回はBaiduの広告管理についているキーワードアドバイスツールを利用します。

まずは日本に関する検索キーワードについてです。

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中国企業が利用するWebマーケティング手法

先日、中国のインターネット管理局といえるCNNICから、『第37次中国互联网络发展状况统计报告』(中国インターネット発展状況統計)が発表されました。

このレポートはCNNICから定期的発表されるもので、中国のインターネットに関するレポートの中で最も信頼できるものです。情報量も非常に豊富なので、興味がある人は原文を見てみると良いと思います。データや図が多いので、中国語がわからなくても、理解できるのではないかと思います。(原文)第37次中国互联网络发展状况统计报告

今回はこのレポートの中から、私が気になったものを紹介させて頂きます。

 
中国のインターネット人口は6.8億人

まずは最もわかりやすいデータのインターネット人口です。

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中国検索エンジン、訪日中国人向けインバウンドマーケティングのSEO対策

最近、中国経済の減速に関するニュースが多いですが、依然として、中国人の爆買いを中心としたインバウンドマーケティングは注目を集めいます。テレビでも「訪日中国人に流行っているモノ」といった内容をよく目にします。

そこで、今回は訪日中国人向けインバウンドマーケティングに対する、Webマーケティング施策について触れたいと思います。

 

訪日観光客は来日前に購入製品を検討する

訪日中国人の行動について様々な調査資料が発表されていますが、博報堂が発表しているデータを参考にさせて頂きます。

www.hakuhodo.co.jp

この調査の中に、【訪日前商品購買決定者の活用メディア】という項目がありますが、1位となっているのが「検索エンジン」です。このデータから、インバウンドマーケティングにおいて、SEMが重要だということがわかります。

 

訪日中国人向けインバウンドマーケティングのSEO対策

SEMが重要としましたが、今回はリスティング広告には触れず、SEO対策中心とさせて頂きます。

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中国ソーシャルメディア、WeChat(微信)運用KPIとアカウントランキング

現在、中国人をターゲットにしたマーケティング活動において、WeChat(微信)は最も重要なプラットフォームであり、既に多くの企業でアカウントが開設されており、これから開設しようという企業も多いと思います。

そこで今回は企業アカウントを運営される際のKPIについて紹介したいと思います。

Wechat(微信)の運用KPIはフォロワー数?

WeChat(微信)運用のKPIを考えるとき、最重要となるのは「フォロワー数(粉丝数)」ですが、「フォロワー数」の増減は、様々な要因が考えられるため、日常的な運用の良し悪しを判断するのは難しいです。 

 そこで「フォロワー数」以外のsh用を考えると、プラットフォームから取得できる情報としては「閲覧数(阅读数)」と「イイねの数(点赞数)」の2つがあります。個人的な考えですが、「イイねの数(点赞数)」にてついては、企業側が誘導する場合があるため、「閲覧数(阅读数)」の方が、(今は)指標として適切だと思います。ですので、WeChat(微信)のKPIとしては、以下の数字をチェックしていくことで、運用の良し悪しを判断していくのをお勧めします。

  • フォロワー数:現在のフォロワー数
  • 獲得フォロワー数:対象期間で獲得した(増減した)フォロワー数
  • 投稿件数:対象期間での投稿件数
  • 閲覧数:対象期間内での投稿に対する総閲覧数
  • 平均閲覧件数:対象期間の投稿1件あたりの平均閲覧回数

運用や投稿内容の目的にあわせて、リンクのクリック数(誘導数)、申込貢献数、売上貢献金額などもみると良いと思いますが、その場合、独自のトラッキングコードが必要となります。 

他社アカウントとの比較はどのようにすべきか?

上記にて、自社アカウント運用のKPIについては紹介しましたが、良し悪しの判断については、他社と比較も必要になります。

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中国ソーシャルメディア、WeChat(微信)アクティブユーザー数が6.5億に到達

15年11月10日に、QQやWeChat(微信)を運営するTencent(腾讯)が2015年第3四半期の業績を発表しました。

http://tencent.com/en-us/content/at/2015/attachments/20151110.pdf

全体の業績としては、以下の発表がありました。

  • 売上高 265.9億元(41.8億ドル)、前年同期比34%
  • 営業利益 103.3億元(16.2億ドル)、前年同期比37%
  • 純利益 75.8億元(11.9億ドル)前年同期比32%

前回、紹介させて頂いたBaidu(百度)の業績と比べると、Tencent(腾讯)の方がいずれの数字も高いtです。特に利益部分では3〜4倍の数字となっています。成長率も30%以上となっており、この規模にして依然として高い成長率です。

WeChat(微信)アクティブユーザー数が6.5億に到達

業務の報告については、QQやQQ空間などのサービスについても触れられていますが、やはり注目度の高いのは、WeChat(微信)についてではないでしょうか。今回の発表では、月間アクティブユーザー数が6.5億に達したと報告がありました。

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中国検索エンジン、Baidu、2015年第3四半期の業績を発表

2015年10月30日、Baiduが2015年第3四半期の業績を発表をしました。ほとんどの方はBaiduの業績にはあまり興味がないかと思いますが、発表の中には気になる情報もありますので、簡単に紹介させて頂きます。

※本文は以下の情報を御覧ください(英語)。

http://ir.baidu.com/phoenix.zhtml?c=188488&p=irol-newsArticle&ID=2104539

2015年第3四半期の売上高は183億万元で前年同期比36%増

まず、業績ハイライトです。

  • 売上高 183億8300万元(28.9億ドル)、前年同期比 36.0%増
  • 営業利益 25億1200万元(3.9億ドル)、前年同期比 35.9%増
  • 純利益 28億4100万元(4.5億ドル)、前年同期比 26.7%増

金額が大きすぎてよくわかりませんが、依然として前年から大きく成長しています。特に意味はありませんが、先日発表されたGoogleの売上は高は186.8億ドルでしたので、Googleと比べると差はありますが、いずれにせよ凄い数字でした。

モバイル検索の利用ユーザー数は6.43億

次に業務のハイライトとして、4つのポイントがあげられています。

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